FD+SO
早朝のファストフ駅。夜行列車で買い物帰りの老婆。凍てつく出口を抜け家路に着く。
P36
Dubarovka駅に到着した元シベリアの女王ことP36。低いホームでは対向列車を待っていた客らは思わぬ臨時列車が来たことで移動しながら興味深く見つめていた。
Su
カラパチナ山中を快走するSu。グリーンでスマートな機関車は駿馬のようで華麗である。
b b型(0-4-0 ベイヤービーコック(英)他 1912年)
愛らしいタンク機はコロステン機関区のマスコット的存在。ちらりとお披露目をしてさっさと庫の中に。「え!もう、終わりかい?」まるでどこかのぼったくり風俗店みたいだ。
FD+SO
FD (2-10-2 Kolomna他 1932〜1941年)+SO (2-10-0 Kharkov 1934〜1951年)
Khodorkov郊外の高い鉄橋を渡る。川べりに下りるのは楽だったが、線路に上がるのはには息が切れた。連日の飲酒と運動不足がこたえる。
Su+後L
カラパチナ山中の線路は幾つものトンネルがある。冬だから窓は閉めっぱなしでいいが、夏は窓の開閉とススだらけで大変な車窓の旅。L型の補機を付け峠に挑む。
Er+L
冬のウクライナもpm4:00にはご覧の通り暗くなってしまう。露出も当に厳しいが、雪明かりでなんとか助かる。ルーマニア国境の町ラホフに向けラストスパート。
P36
美しいスマートな車体だが中身はボロボロ状態である。老体にムチ打ってやっとこそ走れる女王様。コロステンーシェペトフカ間ではオートストーカーが故障、手動で石炭を汲めていた。
L+Er
カラパチナ山中のセレムチャ駅を出ると深い山と川沿いに走る。線路は次第に高度を上げてラホフへ。この路線の定番撮影地だが貨物列車の再現は迫力満点。
Su
この地方のほとんどの駅では相乗り馬車タクシーが待機している。ヤシーニャ駅でも到着する列車を待っていた。まさにロシア時代にタイムスリップした光景に私はただ感激。
いかがでしたかウクライナ共和国の蒸機たち。スペシャル運転でありますが旧ソ連時代の全盛期のような絵が撮れたと思います。満足した撮影の旅でした。真冬の暗い写真ばかりで恐縮です。「やはりここはう〜暗いな!さぶ〜」失礼しました。また機会があれば新緑又紅葉の頃に訪れたいと思います。