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トルコ共和国
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1991年4月にトルコ国鉄(TCDD)は無煙化を達成している。私はたった1度きりの訪問しかないが、それでも晩年の蒸気機関車の撮影を楽しむことができた。
トルコは四季もあり国民の人柄も親日的でとても印象が良かった。度々の大地震等で被害のニュースは記憶に新しい。アジアと欧州に挟まれこの国では東西文化が融合された生活習慣を見ることがでる。私が訪れた1985年5月スナップ、蒸機撮影に忙しく充実した日々だった。
現在では幾つかの地域で動態保存の機関車を保有している。私も愛好家を集い撮影列車の計画を立てた。憧れのトルコだったがTCDD側の高額なチャーター料と機関車の保存状態の悪さでお目当ての機関車も出庫できなく直前でツアーを中止にした苦い経験がある。
トルコ国鉄(TCDD)=1435ミリ
45型=2-8-0 スウェーデンNohab製 1927年〜1943年
56型=2-10-0 チェコSkoda製 1949年
56545=2-10-2 ドイツFlor(DR52) 1943年
サムスンの街を出て黒海沿いを行く45型。朝陽を受けCarsambe行きの通勤列車が出発。昨夜の酒が残り扁頭痛中シャッターを押す。
城壁が残るアマスヤの町。駅では45型機関車が給水、運転スタッフと乗客のふれあいが自然と生まれる。
サムスンーシバス間はローカル路線だが貨物列車も結構多い。ラディックの峠越えは難所。貨物列車はすべて45型がダブルで挑む。
エルズレムもロシア国境に近い盆地の街。国境を越えて来る貨物の量も多い。エルズレム/カルス線も起伏の激しい路線である。大型機関車56型さえも黒煙を吐きながら悪戦苦闘。
急行通過や列車交換待ちで長時間停車。国道を走るバスや車ではとっくに到着している。毎日、数人の客しか乗っていなかったが今でもこの列車スジはあるのだろうか。
いかがでしたかトルコの蒸気機関車と鉄道の旅。
もう15年以上も前の事ですっかり地理や機関車も忘れてしまいました。5月のトルコは本当にいい気候で人々との触れ合いも豊富で素敵ば旅でした。当時の資料やメモを引っ張り出し書いていると無性にトルコに行きたくなりました。
世界の蒸気機関車
都築雅人の出会いとロマンの煙情日記
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