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東欧諸国でも最後まで蒸機で残っていた森林ナローも昨年姿を消したと聞く。森林資源と林鉄維持に限界が来たのだろうか。私は林業で生活している家族らが気になる。
CFF = ルーマニア森林鉄道

「森林浴列車」 マラムレッシュ地方 ビシェウ・デ・スス CFF 760mm レシツァ(ルーマニア)社製764型(0-8-0T)
往年は週に2日ほどしか列車は出なかった。ウクライナ国境近くのビシェウ・デ・ススは沿線住民の生活路線でもあった。林鉄も2000年を越えられなかった。

「帰宅」 マラムレッシュ地方 ビシェウ・デ・スス CFF 760mm レシツァ(ルーマニア)社製764型(0-8-0T)
月曜日に山に入った木こりたちは金曜日まで降りてこない。伐採の仕事を終えそれぞれ家族の元へと帰れる嬉しい週末。

「お伽列車」 ブコビナ地方 モルタビッタ CFF 760mm ドイツ クラウス社製763型 (0-6-0T)
モルタビッタ森林鉄道のクラウスはこの日、山へ運材用の貨車を置きに行くだけだった。木材を降ろして引いて来るのは二、三日後である。

「孫」 トランシルヴァニア地方 シンプルチャタッイ CFF 760mm レシツァ(ルーマニア)社製764型(0-8-0T)
廃止されたシンプルチャタッイ森林鉄道では線路と一台のレシッアを残してある。不定期だが山に用事がある人のために走る日もある。賑やかな出発のひとときである。

「羊の行進」 モルタビア地方 コバスナ CFF 760mm レシツァ(ルーマニア)社製764型(0-8-0T)
羊の大群に遭遇、手前で機関車は静かに停車する。羊たちを驚かさないようにと機関士らの心使いが優しかった。

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