「貿易風に乗って」 ネグロス島 ハワイアン製糖工場 900mmゲージ BW 2号機(0-6-0)
トライシクルがすいすい走る中、ボールドウィーンの2号機は線路脇に落ちているキビを拾い集める地味な運用を任されていた。
「虹(二時)のおやつ」 ネグロス島 ハワイアン製糖工場 BW 3号機(0-6-0)
スコールが上がり空には虹がでた。子供達は待っていたかのように外に出た。積んでいたキビを抜き取り剥き始める。横で見ていた私に黙って差し出してくれた。
「小さな力持ち」 ネグロス島 ラ・カルロタ製糖工場 900mmゲージ BW 5号機(0-4-0T)
サドルタンクと玉葱煙突、こんな90年前に製造した古典機が今だ元気にキビを運んでいる。この元気さにがんばれよ!と声をかけたくなる。
「夕暮れ時」 ネグロス島 ラ・カルロタ製糖工場 900mm BW 100号機(0-6-0T)
工場に戻ってきた100番機はちょうど学校帰りの子供達と遭遇した。構内への進入が他の列車で混んでいるため停車、子供たちは貨車のサトウキビを抜き出し家に持ち帰る。
「帰り路」 ネグロス島 ハワイアン製糖工場 900mm BW 5号機(0-6-0)
農作業を終え家路につく兄弟たち。ネグロスの子供たちは働きものである。家畜の水牛も自転車がわりに乗っていてよく手なずけている。