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日本(C58)

■C58
私にとってシゴハチはあまり魅力を感じなかった機関車だった。スマートさに欠けC57やD51に比べるとスタイルも中途半端だった。国鉄現役機末期、意外にも最後まで残っていた北見、網走はC58路線が多く私たちを喜ばせてくれた。そんな道東のC58をお楽しみ下さい。
C58 Class (2-6-2) 1938年〜 川崎車輌社製他


根室本線 厚岸ー門静 1974年3月 C5833
根室本線はSLダイヤ情報を参考に列車を使って効率よく撮る事ができた。また考える旅が楽しかった。厚岸湾沿いや湿原、小さな峠もあり変化に富んだ路線である。

根室本線 厚岸ー糸魚沢 1973年12月 C58348
根室へとダッシュ。真冬でも釧路、根室は雪が少なく晴れた日々が多く風が冷たい。

根室本線 上尾幌 1973年12月 C58348
西日を浴びて釧路行き混合が小さな峠を越える。

釧網本線 細岡 1973年12月 C58331
キネマ「蒸気機関車」の紹介記事に魅せられ細岡を訪れる。効率が悪くまともに撮れるのは日中この1本。どんよりと曇り空の下、遠くで汽笛が鳴るとどこに行くのか丹頂鶴が上空を通過した。

釧網本線 北浜 1974年3月 C58213
先程まで青いオホーツク海に北風で流氷が戻された。強風で煙が陸側に傾いてしまった。冷たい風が私の頬にオホーツク。ゲッ!

石北本線 女満別 1974年3月 C58392
網走湖沿いは防風林も沿っていて湖との入れ込みは難しい。駅付近の丘に上がって貨物を待った。凍った湖は単なる雪原だった。

石北本線 呼人ー女満別 1975年3月 C58139
誰もが訪れるトンネル上の定番撮影地。朝の小樽行き普通列車とこの「大雪」崩れの普通列車は日課だった。蒸機が引く夢のような急行編成は貴重で人気があった。

池北線 置戸ー小利別 1975年4月 C58418
サミット付近で待っていると今日はC58が入ると言う。96好きの私はショックだった。でも池北線は元々C58路線なのである。場所といい編成といいやっぱ96の方が似合う。

石北本線 北見駅 1975年4月 C58390
ホームで夜撮していると機関士が「何処まで行くぅ〜?」と聞いた。私が「呼人へ!」と答えると運転室に招いてくれた。機関士の優しい気遣いが嬉しかった。


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