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INFORMATION/最新海外蒸機情報(旧ユーゴスラビア)
禁煙・節約にはコレ!

早朝のMokra Gora (モカロ ゴア)で出発を待つ83型

シャルガン リタシー駅構内で入れ替え運転する25型
首都ベオグラードから南に140キロの街チャチャクがある。このチャチャクからポスニア ヘルツェゴビナの首都サラエボ(300キロ)へはかつてナローの鉄道(760ミリ)が引かれていた。現在はボスニア国境手前のPribojまで1435ミリのセルビア国鉄(JZ)が引かれている。
 旧ユーゴの民族紛争によりサラエボ市街は戦場となった。あの争いで鉄道は破壊寸断され廃線となってしまった。国境を越えてサラエボまでの路線は80%が山岳路線である。有名なMokra Gora の3段スパイラルは「グレック トリプレット氏の世界の蒸気機関車」の中に掲載され私も憧れの地だった。
 数年前ベオグラードの蒸機愛好家らの熱心な要望が運輸省を動かした。国の鉄道文化遺産として汽車を走らせるかつてのナロー鉄道の再開復活を訴えたというものだった。セルビアでは1980年前後はJZの半分がナロー路線だった。現在はすべて廃線となっている。車両等は比較的簡単に見つかったという。
程度のいい83型(0-8-2)山岳路線用蒸気機関車と客車から修理にとりかかる。MokraGora では地盤を固め線路を敷き直し、駅やレストランなども建て直し着々と工事は進んだ。そしてこの冬に中間駅ヤタレイまで開通させた。25型が待機しているシャルガン リタシー駅まで残り約10キロ区間の開通も近い。またさらに麓のイズワリーでは同時に600ミリの鉄道も復元、現在はまだ線路の譜敷200メートルだが着々と工事は進んでいて来夏の観光シーズンには2キロに伸ばし、走行運転することになっている。
 セルビア国内はNATOの空爆以来、JZやその施設に関して警備が厳しく撮影禁止が続く。Mokra Gora 保存鉄道はこの夏にヤタレイまで観光営業運転を行なった。今後は国の文化遺産としてたくさんの愛好家や観光客に来てもらいたいと保存鉄道関係スタッフが呼びかけている。
写真は2000年12月31日に運輸省役人を乗せヤタレイまで披露運転した時の模様。
動態保有している蒸気機関車83-173(0-8-2)25スコダ(0-6-0T)C(0-6-0T)コッペル 600ミリゲージ Bタンク
是非訪れたいと考えている人にはベオグラード在住の蒸機愛好家コーディネイターを紹介します。


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