「帰宅」 ジャワ島 オレアン製糖工場 700mm 1935年製コッペル社製 4号機(0-8-0T)
ジャワ島東部のオレアン製糖工場、夕方続々とキビを積んだ列車が帰って来る。線路沿いの路も自宅に帰る労働者の往来で賑やか。
「田植え」 ジャワ島 トランキル製糖工場 750mm 1971年製ハンスレ(0-4-2)
ジャワ島中部トランキル製糖工場。三毛作であるため何処かしこで田植えを行っている。小さなサドルタンク機が懸命に引いて来たが農婦たちは忙しくて見向きもしない。
「森の働きもの」 ジャワ島 チェプー森林鉄道 1067mm B号機(メーカーはシュワルツコップです。1928年製)(0-10-0T)
ジャワ島内でもたった1ケ所残っている森林鉄道も今では年に数えるほどしか動かない。森林伐採に問題がでたようだ。貨車に木材を乗せる木こりらの音頭が印象的だった。
「南国の登山列車」 ジャワ島 アンバラワ登山鉄道
1067mm ペドノ ドイツ エスリンゲン社製 B2503+B2502(0-4-2T)
アンバラワにある登山鉄道は旧オランダ統治時代、保養地へ客を運ぶ目的として営業していた路線。ラック式の機関車2台でわずか10km区間を1500m地点まで登ってしまう。
「ヤシの群生地」 スマトラ島 ドロッシヌンバ 700mm 72号機はオランダ D&B製(デュクロ&ブラウン)
絞ったヤシ油を隣のグヌンバユの工場に運搬。ここには国鉄線(1067mm)が伸び到着後、大型タンク車に積み替える。どうみてもトラック数台で済む無駄な作業内容である。