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無火機関車
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無火機関車 (Fireless Locomotive)とは、火気を嫌う薬品や主に化学工場構内で運転仕様に製作された機関車である。工場からの余熱や蒸気を機関車に注入し原動力となっている。外形はドラム缶みたいに不格好だが、燃料代がかからず経済的なカマである。しかしどのタイプも1度の燃料注入で2〜3時間の運転が限度である。

506 ボリビア製糖工場 1170号機 0-4-0F BLW 1916年
ここ2年間工場の稼働も休業中。このまま閉鎖されてしまいそうである。構内入れ替え運転のみ。

506 ボリビア製糖工場 1171号機 0-4-0F BLW 1920年
4台のファイアレスが在籍。貨車を1台ずつ押し込んでは出し入れしている作業は効率の悪さに笑ってしまう。

511 ブラジル製糖工場 1368号機 0-4-0F BLW 920年
5台のファイアレスが在籍する中、2台はひと回り大きいHen社製である。今年も工場は休業中。派手な車体色は写欲がいまいち。

511 ブラジル製糖工場 1370号機 0-6-0F Hen 1923年
約1時間、蒸気を注入する。大型機のファイアレスだけあって稼働時間が幾分長い。

520 ノエル フェルナンデス製糖工場 2-8-0F BLW 1920年
6台の機関車が在籍しているが現在は1台のファイアレスが動くのみ。工場とLPへはDLが往復。キューバでは珍しくそのままボイラーをファイアレス改造。効率も非常に悪く一回の貨車を出し入れするともうエネルギーが無く注入タイムに入る。

520 ノエル フェルナンデス製糖工場 2-8-0F BLW 1920年
1970年、入れ替え用機関車が不足したため不要な蒸機を2台改造した。テンダーを外されキャブ側から見るとおかしな形態である。まさかこんな機関車に改造されたとはメーカーも思わなかっただろう。

エスパルタコ製糖工場1130号機(0-4-0F O&K 1914年)762ミリゲージ
2台の無火機関車が工場構内を駆け回っている。貨車の押し込みと入れ替え作業に頑張っている。ドイツ・コッペル社製のファイアレスは珍しい。ナローの無火機関車はキューバ国内ではエスパルタコ製糖工場のみで貴重な存在だ。

エスパルタコ製糖工場 1131号機(0-4-0F BLW 1916年)762ミリゲージ
24時間フル可働の工場では貨車の出し入れも2台の無火機関車が交代で行っている。夕方、交代スタッフが待っていた。

マルタアベリュー製糖工場1239号機(0-4-0 BLW 1921年)1両在籍 1435ミリゲージ
まさにドラム缶が横たわっているかのようなスタイルに人気がある。近年この工場は休業中なのが残念。力持ちだが自走時間が短くやはり2〜3時間の注入が必要。

インドネシア・ジャワ島 センボロ製糖工場 700ミリゲージ
センボロ製糖工場に2台のファイアレスが貨車の入れ替え専用として動いている。

1928年コッペル車製(0-6-0F)
2号機の注入風景。約2時間の注入。3号機と交替して工場構内を駆けずり回る。

旧ユーゴスラビア(セルビア)・ロズニカ化学薬品工場 1435ミリゲージ
サラエボとの国境の町ロズニカ。週に2度、国鉄ロズニカ駅から専用線(1.5キロ)を使って薬品工場へ硫酸を運ぶ。そのタンク車の受け渡し運転を59型ファイアレスが行う。

旧ユーゴスラビア(セルビア)・リューカニ弾薬工場 1435ミリゲージ
工業都市・チャチャクの西方。ユーゴ国鉄(JZ)・ドラガクボ駅から弾薬工場までの専用線(3.5キロ)。従業員のために通勤列車をファイアレスが牽引きする珍しい路線。NATOの空爆を真っ先に受け現在も工場は休止状態。ボディーには爆風や銃弾を受け傷だらけだった。このファイアレスは元はJZ・62-678(0-6-0T)タンク機関車である。ボイラーを乗せ変えているが足回りはオリジナルである。1975年に改造、LBW-001と変わった。

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