このページは携帯用に最適化されています。
パソコン版のページはこちら
チェコ
首都:プラハ



チェコ共和国
外務省サイト
チェコ国鉄は早くから無煙化されているが、チェコ国鉄を始め熱心な愛好家が保存機を持っている。年に数度イベント運転があれば欧州各地から国境を越え愛好家達が集まる。
乗る方も撮る方も気持ちよく募金の金を出し終日楽しむ。美しいチェコの田舎の風景、ローカル線を行く姿は、現役当時のままの光景。機関車や客車も時代に合わせ特別運転で終始私たちを喜ばせてくれる。

■ムラジェヨフ鉱山専用鉄道
プラハから車で3時間、モラヴィア地方の北西部に位置した小さな町ムラジェヨフにある。レンガ工場に粘土を輸送するため10km先の森林奥地にあるホシェベッツ鉱山まで引かれている600mm軌道の専用線である。
1991年の鉱山閉山まで粘土の輸送を行っていた。現在は愛好家のために線路や機関車は動態保存されている。私も英国人の友人らとチャーターをして終日楽しんだ。
1号 ドイツクラウス社製 1920年製造(0-6-2)

ムラジェヨフ出発
深い森を駈け抜けるクラウス。

早朝
なだらかな丘陵を線路は縫って勾配をかせぐ。ムラジェヨフの町は次第に小さくなっていく。現役時代はたえずドラフト音が鳴り響いていたことだろう。

交換
森の中には交換施設が3カ所ある。サポート用のDLと並べて平走撮影。

きのこ狩り
孫を連れてきのこ狩りに来ていた爺さん。まさか蒸機が走るなんて偶然居合わせた子供は驚くばかり。

森の給水。
沿線には数カ所湧水を溜めた地下タンクがある。枯葉に隠れているが機関士たちはしっかり覚えているようでホースを取り出しタンクの中に突っ込んだ。吸引して満タンになったらいざ出発。

森へ
深い森は露出も乏しかった。クラウスは木漏れ日の中を爆音を残しホシェベッツ鉱山へ向かった。


JRがお届けする
周遊♪鉄道写真館

世界の蒸気機関車
都築雅人の出会いとロマンの煙情日記
©2000-2008 TSUZUKI Masato