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思い出の動物(もっとちょうだい)
■もっとちょうだい
インド マハーラーシュトラ州 アルヴィー支線 アルヴィー
終着駅アヴィラに到着した機関車は機回しをして給水をしている時だった。午後の出発まで2時間あるので私もカメラを置き木陰でチャイを飲んでいた。
機関士はキャブ内で昼食を食べている。チキンを食べているのか口の中から骨殻を出しては外に捨てていた。そこに野良犬が捨ててある骨殻をパクつきにやって来た。
機関士はさらにほおばっては骨殻を投げている。この野良犬はストレートに骨をキャッチしまるで曲芸のようだ。このシーンを撮影しようとカメラを持って近付いたが肝心の骨殻がもうない。
機関士は「もうないよ!」と石炭を投げつけ犬を追払った。ふて腐れたような顔で野良犬はヨタヨタと消えて行った。つかのまのお昼のショータイムは幕を閉じた。
始発終電もバッチリ!!
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都築雅人の出会いとロマンの煙情日記
©2000-2008 TSUZUKI Masato